ベランダの鳩対策

ベランダの鳩対策を、被害段階の確認、餌や物陰の見直し、管理規約・賃貸契約の確認、巣や卵・ヒナがある場合の相談、再発点検の順に整理する予防ガイドです。

ベランダの手すりや室外機まわりにある鳩の止まり場所と侵入経路を確認する人のイラスト

要点

ベランダに鳩が来る場合は、まず糞・巣・卵・ヒナの有無と安全に確認できる範囲を分けます。餌になる物を片付け、神戸市の案内に照らして物陰や既存の糞を確認し、ネットや器具を付ける前に建物の規約と管理者へ確認してください。卵・ヒナ・生体が関係する対応は器具設置と切り離して自治体へ確認します。

判断の要点

  1. 餌になる物を片付け、長く置いた物でできる物陰や既存の糞など、寄り付きやすい要因を確認して継続的に減らす。

    当てはまる条件

    • ベランダに餌になる物、長く置いた物、既存の糞がある場合

    例外

    • 物陰と既存の糞は神戸市の案内に帰属し、全国一律の生態法則として扱わない

    鳩等への餌やり防止鳥類被害対策

  2. バルコニーは共用部分に専用使用権が設定される例があるため、穴あけやネット固定の前に管理規約・賃貸契約を読み、管理者へ確認する。

    当てはまる条件

    • バルコニーで穴あけ、ネット固定、器具設置を検討する場合

    例外

    • 共用部分と専用使用権の扱い、改変の可否は建物・契約ごとに異なる

    共用部分の専用使用権

  3. 糞を放置せず、乾いた糞を舞い上げて粉じんを吸い込むことを避ける衛生上の配慮をする。

    当てはまる条件

    • 乾燥または堆積した糞を扱う前

    例外

    • 感染症の有無や完全な安全を断定せず、家庭向けの具体的な防護具・換気手順には広げない

    動物由来感染症ハンドブック2026

  4. 卵・ヒナ・生体の捕獲や採取が関係する場合は予防器具の設置手順から切り離し、許可主体・対象・目的を自治体と管理者へ確認する。

    当てはまる条件

    • 卵、ヒナ、生体がある、または捕獲・採取が関係する場合

    例外

    • 許可主体・対象・目的は地域や状況で異なり、一律に許可・禁止とは判断しない

    鳥獣の捕獲許可制度

公開日
内容確認日

編集・発行: ハト対策ノート

手すり、室外機の隙間、軒下、太陽光パネル、屋上設備、空きベランダを示した建物断面図
鳩が止まりやすい出っ張りや、身を隠せる隙間を建物ごとに確認します。

ベランダに鳩が来たら、すぐにネットや器具を付けるのではなく、糞だけか、巣・卵・ヒナ・生体もあるかを安全な距離から確認します。次に、餌になる物や隠れ場所を見直し、建物のルールを確かめてから予防策を選びます。

被害段階を確認する

まず、鳩を見かけるだけか、同じ場所に繰り返し止まるか、糞が付着・堆積しているか、巣材・巣・卵・ヒナがあるかを分けます。室外機の裏や足元が見えない隙間は、手を入れずに見える範囲だけを確認してください。

糞は放置せず、衛生面に配慮して扱います。乾いた糞を掃いて舞い上げると粉じんを吸い込むおそれがあるため、舞い上げる扱いを避けます。ここでは糞から感染症の有無を判断したり、清掃後の完全な安全を保証したりしません。また、家庭向けの具体的な防護具や換気方法までは扱いません。

寄り付きにくくする基本

餌になる物やこぼれた食べ物を片付け、鳩へ餌を与えない状態を保ちます。一度だけ片付けて終わりにせず、再び餌になる物が出ていないかを点検します。

神戸市の案内では、長く使わない物を置いた空きベランダが物陰になり、既存の糞がある場所へ鳩が来ることを想定した対策が示されています。この物陰と既存の糞に関する説明は神戸市が市内向けに示す案内の紹介であり、全国一律の生態法則として扱うものではありません。ベランダに置いた物を減らし、見通せる状態を保ちながら、糞が再び増えていないかを継続して確認します。

ネットや器具を付ける前の確認

ネットやテグスなどを選ぶ前に、鳩が止まる位置と、壁・手すり・室外機周辺の隙間を確認します。器具は対象となる場所を把握してから検討し、避難経路、設備の点検、排水を妨げないことも管理者へ確認します。

国土交通省の案内では、マンションのバルコニーは共用部分に専用使用権が設定される例として示されています。専用使用できることと、自由に穴をあけたりネットを固定したりできることは同じではありません。分譲住宅では管理規約、賃貸住宅では賃貸契約を読み、固定方法を含めて管理会社・管理組合・所有者などの管理者へ事前に確認してください。建物ごとに扱いが異なるため、この記事だけで施工可否を決めません。

巣がある場合

巣材だけに見える場合でも、卵・ヒナ・生体がないかを離れて確認します。卵・ヒナ・生体がある、または捕獲や採取が関係する場合は、ネットや器具を付ける予防手順から切り離し、作業を進める前に自治体と建物の管理者へ相談してください。

環境省が案内する鳥獣の捕獲許可制度を確認し、所在地での許可主体、対象となる鳥や卵、捕獲・採取の目的を自治体へ伝えて確認します。地域や状況で必要な手続きは異なるため、すべてのケースを一律に許可または禁止とは判断しません。対応方法や相談先も建物の管理区分によって変わるので、管理者にも状態を共有します。

再発を防ぐ点検

対策後は、鳩の姿だけでなく、餌になる物、置いたままの物でできた物陰、手すりや室外機周辺の隙間、既存の糞と新しい糞を定期的に確認します。ネットや器具を設置した場合は、外れ、たるみ、隙間、建物設備や排水への影響がないかも管理者と確認します。

状況が変わって巣・卵・ヒナ・生体が見つかったときは、器具の追加や付け直しを止め、巣がある場合の確認手順へ戻ります。点検の日時と場所を記録しておくと、管理者や自治体へ経過を伝えやすくなります。

出典

  1. 動物由来感染症ハンドブック2026
    発行元
    厚生労働省
    対象地域
    日本
    確認日
  2. 鳩等への餌やり防止
    発行元
    環境省
    対象地域
    日本
    確認日
  3. 鳥獣の捕獲許可制度
    発行元
    環境省
    対象地域
    日本
    確認日
  4. 共用部分の専用使用権
    発行元
    国土交通省
    対象地域
    日本
    確認日
  5. 鳥類被害対策
    発行元
    神戸市
    対象地域
    神戸市
    確認日